ニュース
【ブログ】仙台厚生病院、仙台駅東クリニックから見学にお越しいただきました
新しい年を迎え、より一層の冷気を感じ、身も心も引き締まる今日この頃。
訪問初めの方が多く、ご自宅での挨拶は「あけましておめでとうございます」から始まります。 先日、仙台からT先生とS看護師さんが、当院に見学に来てくださいました。
その様子をご紹介させていただきます。
朝一番は、毎朝行われている多職種カンファレンスにご参加いただきました。
ソーシャルワーカーがファシリテートを務めるこの会は、私たちにとって非常に大切なコミュニケーションのひとつです。医師、看護師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフ、栄養士などが参加し、それぞれの立場で意見を言い合い、議論を深める場です。
カンファレンス後は、訪問診療に同行。
強心剤持続投与中(重症心不全/カテコラミン症例)の患者さん宅への訪問に同行し、薬剤調整、ポンプの扱い方、アラームの対応の他、患者さんとの細やかな対話をご見学いただきました。お昼は渋谷院院長とのランチで、交流の時間を持ちながら双方の地域の特徴、課題感、展望などについて、さまざまな話題に花が咲きました。
午後は少し視点を変え、補助人工心臓(重症心不全/VAD)の訪問看護に同行いただきました。人工心臓管理技術認定士の資格を持つ訪問看護師による、心不全の管理、ドライブライン管理などを見学。見学の合間や移動中は、当法人の管制塔システム(テレナーシング)や在宅におけるソーシャルワーカーの仕事などについて、それぞれの立場からのお話しをさせていただきました。
↑ソーシャルワーカーからの説明を聞く、T先生とS看護師。
最後は補助人工心臓の患者さん宅への訪問に同行いただき、身体機能及び心機能の評価、薬剤調整、ドライブライン感染兆候の確認などをご見学いただきました。
↑心エコー中の肥後医師と見学のお二人
↑S看護師さんにバイタルサインを測定していただいているところ
お二人より、見学の感想をいただきましたので紹介いたします。
『「カテコラミン点滴・LVADの患者様の診察・訪問看護に同行させていただき、実際にご自宅で生活し、管理している姿を拝見することができました。細やかな管理や視点を学べたのはもちろんですが、肥後先生をはじめクリニックのスタッフの皆様と患者様の信頼関係の深さを特に感じました。また、多くの患者様の体調を管理するにあたり、スタッフ間の情報共有の方法や管制塔、様々な職種の役割などYUMINOならではのシステムを学ぶことができました。今回学んだことを当院のスタッフだけではなく、当院を支えてくださる事業所の皆様と共有し、仙台でも高度で質の高い医療をご自宅で提供できるよう尽力したいです。スタッフの皆様が温かくてとっても楽しい見学でした。」』
とても温かいお言葉をいただきました。私たちにとっても、日々の取り組みをこのような形で直接見てもらうことは、大変、貴重な経験となります。今回の交流を通じて、多くの新しい気づきや発見がありました。
これからも当法人の活動や取り組みを、多くの方に知っていただく機会を増やしていきたいと考えております。見学を受け付けていますので、YUMINOの取り組みや訪問診療などご興味のある医療職の方はお気軽にご連絡をいただけたらと思います。
【見学の申し込みはこちらから】